ふるやかおる

1950年、滋賀県に生まれる。
京都河合玲デザイン研究所テキスタイルデザイン科卒業後、染色業に従事。
その後、絵本創作を志し、「パレットスクール絵本コース」を経て、
絵本ワークショップ「chabooks(チャブックス)」に参加。
そんなとき、農家から貰ったわずか2cmほどのニンジンの間引き菜を植えたところ、成長し、花が咲いた。
初めて見たその花に魅了されニンジンの絵本を描き始める。
時をおなじくして菅原文太氏vs野口勲氏の「種」に関する対談を読み、
自家採取した種(固定種、在来種と呼ばれている種)で農作物をつくるという従来の方法ではなく、
人工的につくった「F1」と呼ばれる一代かぎりの種からできた野菜が数多く流通していることを知る。
その後、固定種、在来種で野菜を栽培している「関野農園」に一年あまり通い、取材。
植物本来の力にあらためて感動したことが絵本のベースとなった。

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