木暮 陽一

群馬県高崎市出身。小学校3年生からヒトデの分類に興味を抱き,海から遠く離れた自宅に専用水槽を構えて自由研究を開始。飼育海水は,近所のお寿司屋さんにある生け簀から分けていただいた。現在も定評のある北隆館発行の新日本動物図鑑を学校図書館でひたすら模写するヒトデオタクな小学生は,東北大学理学部生物学科へ進学。その後,ヒトデ研究の総本山,富山大学で博士号(理学)を取得。日本産ヒトデ類の分類学的研究で,2022年に日本生物地理学会賞を受賞。ヒトデに命名する際は美しい名前をつけるのをモットーとしている。国立研究開発法人水産研究・教育機構主幹研究員として日本各地で乗船調査を行い,有用魚介類を仕分けた後の通称ゴミと呼ばれる中から,お宝のヒトデを探し出す特殊能力を持つ。

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