銀樹
家族をなくし、過酷な暮らしをおくるシンはある日、朽葉の里に住むマボウに引き取られ、山で生活することに。マボウに憧れ、薬師になった頃、都から一人の薬師がやって来て、銀樹から作られた秘薬が欲しいと言ってくるが…。
読者の声
シンが重傷を負っていたところを助けてくれた老人、マボウ。その薬師に弟子入りをして、自分の道をすすむシン。そのシンに銀樹のことを教えるマボウ。そして銀樹をめぐる争い。
今の社会に戻ると銀樹は何に例えられるのだろうか。今考えているがまだ答は出ない。孫に読ませて、聞いてみたい。
(マコさん)
続編を! シン、キナ、捨吉と伯母、清羅…それぞれのこれからを…
(69歳・男性)
児童書ですが、大人の私も書評を見ておもしろそうなので読みました。最初から不思議な力を感じ、読み切ってしまいました。「銀樹」という木に例えられた内容は今の世にもあてはまり、人間の欲望が人と人を傷つけてしまい、破壊につながることを教えているようです。良いことはみんなと分かち合う中で育まれるものだということを教えているように思いました。とても良い本でした。大人も子どもも読むといいですね。
(女性)